ゲーミングPCの選び方まとめ|コスパ抜群のパーツ選びを解説!

自作PC歴20年以上のPC選びのプロが、数多くあるPCの中からあなたにとってのおすすめゲーミングPCを紹介します。プレイしたいゲーム別に、安価なゲーミングPCから、プロゲーマーでも満足できるハイスペックPCまでおすすめのゲーミングPCを紹介します。

「ゲーミングPC」と「普通のPC」3つの違い

ゲーミングPCとはゲームに特化したPCのことです。ゲーミングPCでは、複雑で膨大な3D計算をするゲームプレイを最適化するため、高性能なCPUとグラフィックボードを搭載しているのが特徴です。

1.グラフィックカードを搭載している

ゲーミングPCはグラフィックボードが単体で搭載しています。ゲームの高度な3Dグラフィックを処理するために必要なパーツです。グラフィックボードの性能によって、ゲームの快適性を大きく左右します。普通のPCの場合だと、CPU内臓のグラフィックス機能を使用することが多いため、グラフィックボードは搭載されていないことが多いです。

2.高性能なCPUを搭載している

CPUは人間でいうと「頭脳」です。PC全体の性能を左右する重要なパーツです。ゲーミングPCでは比較的、高性能なCPUが搭載されることが多いです。特に3D処理が重いゲームが増えてきており、高性能なグラフィックボードだけを搭載しても、CPUのスペックが低いとゲームの快適性が落ちます。

3.見た目が派手なデザインが多い

ゲーミングPCの中には、ケースのデザインが派手なデザインが多く、また、ケース内のパーツがLEDが発光するPCもあります。もちろん、LEDは消すこともできますし、派手が苦手な方には、落ち着いたデザインのケースやLEDがないモデルのゲーミングPCもあります。

グラフィックカードの選び方

ゲーム用途ではNVIDIAの「GeForce RTXシリーズ」「GeForce GTXシリーズ」が主流です。グラフィックカード選びで重要なのは、使用するディスプレイの解像度とグラフィック設定(画質)の2つです。以下に、グラフィックカード別の性能一覧をまとめていますので参考にしてください。

「PUBG」「Apex Legends」「フォートナイト」などの比較的軽いゲームを中心にプレイする方、ゲーミングPC初心者の方には「GeForce GTX 1660」がおすすめです。画質設定を「高設定」以上、フルHD環境なら「GeForce RTX 3060」、120HZ以上の高リフレッシュレート対応のフルHD環境なら「RTX 3060 Ti」以上がおすすめです。

さらに、4K以上の解像度、または、フルHD環境でレイトレーシングを快適に楽しみたいなら「GeForce RTX 3070」がおすすめです。4K以上の解像度、レイトレーシングの設定もオンにするなら「RTX 3080、RTX 3090」がおすすめです。

解像度・画質・レイトレーシング別おすすめグラフィックカード

解像度 画質設定 レイトレーシング おすすめグラフィックカード
4K 最高設定 あり GeForce RTX 3090
GeForce RTX 3080 Ti
GeForce RTX 3080
4K 高設定 なし GeForce RTX 3070Ti
GeForce RTX 3070
Radeon RX 6800
フルHD 最高設定 あり GeForce RTX 3070Ti
GeForce RTX 3070
フルHD
高リフレッシュレート
高設定 なし GeForce RTX 3060Ti
Radeon RX 6700XT
フルHD 最高設定 なし GeForce RTX 3060
Radeon RX 6600XT
フルHD 高設定 なし GeForce GTX 1660Super

グラフィックカード性能一覧(3DMark Time Spy)

数字が高い方が高性能。グラフィック性能をテストするベンチマーク「3DMARK Time Spy」のスコアをグラフィックカード別に計測したものです。

ハイエンド GeForce RTX 3090 20,144
GeForce RTX 3080 Ti 19,063
GeForce RTX 3080 17,832
Radeon RX 6800 14,947
ミドル GeForce RTX 3070 13,622
GeForce RTX 3060 Ti 11,859
Radeon RX 6700 XT 11,698
GeForce RTX 3060 8,773
エントリー GeForce GTX 1660 Super 6,254
GeForce GTX 1660 5,608
GeForce GTX 1650 Super 4,743
GeForce GTX 1650 3,329

CPUの選び方

世界中で大きなCPUシェアを持っているのが「インテル」「AMD」の2社です。インテルは「Core iシリーズ」、AMDは「Ryzenシリーズ」のブランドが有名です。

インテルの最新CPUは第12世代Coreの「Alder Lake」、AMDの最新CPUはZen3の「Ryzen 5000」シリーズとなっています。ただ、最新CPUの入荷状況が芳しくなく、ドスパラやマウスコンピューターといった大手BTOメーカーでは、一世代二世代前のCPUがメインで搭載されています。具体的なCPUでは、インテルの「Core i7-10700」、AMDの「Ryzen 7 3700X」「Ryzen 5 3600」あたりが多いです。

以下は各CPUのCINEBENCH R20のスコアです。CPU選びの参考にしてください。数字が高い方が高性能。

Cinebench R20 - マルチスレッド

Ryzen 9 5900X 8,635
Ryzen 9 3900X 7,155
Core i9 10900K 6,155
Ryzen 7 5800X 6,112
Core i9 11900K 5,896
Core i7 10700K 4,974
Ryzen 7 3800X 4,965
Ryzen 7 3700X 4,760
Ryzen 5 5600X 4,390
Core i5 11600K 4,186
Ryzen 5 3600 3,575

Cinebench R20 - シングルスレッド

Ryzen 9 5900X 641
Ryzen 9 3900X 502
Ryzen 7 5800X 624
Ryzen 7 3800X 506
Ryzen 7 3700X 482
Ryzen 5 5600X 601
Ryzen 5 3600 462
Core i9 11900K 623
Core i9 10900K 531
Core i7 10700K 517
Core i5 11600K 575

メモリの選び方

ゲーミングPCにおいて、メモリ容量は多い方がよく主流は16GBです。メモリはCPUが処理する際に作業スペースの役割を担うパーツです。

メモリ容量が大きいほど作業できるスペースが広がるので、PCの処理速度が落ちにくくなります。後に追加がしやすいパーツでもありますので購入時は少な目の容量にして、ゲームのプレイ状況に不満が出てきたら、メモリ追加するのもいいかと思います。

ストレージの選び方

ストレージはOSをはじめゲームのデータを保存しておくためのパーツです。ストレージは、SSD搭載がほぼ必須です。HDDよりもゲームのローディング時間が圧倒的に短くなるのと、普段PCを使用される際にも快適性がグッと上がります。

SSDの容量は、最低256GB以上できれば512GBは欲しいです。最近のゲームは容量を多く必要とする場合もありますので、インストールするゲーム数を考えてから選ぶのがおすすめです。また、ゲーム用のSSDを1台追加するのもありです。

また、SSDの中にも種類があり、2.5インチのSATA SSDと、M.2のNVMe SSDがあります。最近では、より高速・コンパクトなNVMe SSDが選ばれることが多いです。

電源ユニットの選び方

電源は搭載するグラフィックカードやCPUによって必要な容量が異なります。GeForce GTX 1660なら500Wでも足りるかと思いますが、GeForce RTX 3060以上を搭載するなら700Wは欲しいです。

また、電源ユニットには80PLUS認定というものがあります。電源変換効率がどれだけいいかを示すものですが「Bronze」以上のものを選びましょう。最近のBTOパソコンでは、標準搭載されているのはBronzeが多いですが「SILVER」「GOLD」「PLATINUM」など、より上の品質の電源がおすすめです。

BTOメーカーとブランド

ドスパラ「GALLERIA(ガレリア)」

PCパーツの老舗ドスパラは、ゲーマーではお馴染みの「ガレリア」を展開しています。「ガレリア」は、2020年7月にケースデザインを大幅に変更し、デザインやエアフローなどが改善。ミニタワーの「R-Series」、ミドルタワーの「X-Series」「Z-Series」「U-Series」をラインアップしています。ゲーム推奨モデルとなっているものも多く、また、注文から2日以内での出荷スピードと購入から手元に届くまでの時間が短いのが特徴です。

マウスコンピューター「G-Tune」

BTOパソコンで定番のマウスコンピューターが手掛けるゲーミングPCブランド「G-Tune」。コストパフォーマンスの高さと、エントリー向けの安価なモデルからプロゲーマーモデルなど幅広いラインアップが魅力です。そのため、パーツ構成にこだわる人でも納得の1台を選ぶことができます。ライトゲーマー、ミドルゲーマー、ヘビーゲーマー向けとラインアップが分かれており、初心者でも自分が必要なモデルを見つけやすいです。アフターサポート・保証もしっかりしており、ユーザーから高く評価されているショップのひとつです。

ツクモ「G-GEAR」

老舗PCショップのツクモが手掛けるゲーミングPC「G-GEAR」。ラインナップは、コンパクトな「G-GEAR mini」、ミドルクラスの「G-GEAR」、ハイエンドクラスの「G-GEAR neo」とサイズ別にシリーズが用意されています。PCパーツ専門店ならではの高品質なパーツが多く取り揃えており、カスタマイズの幅が広いのも特徴のひとつです。MMORPGからFPSまで人気ゲームの推奨モデルが多数あり、ライトゲーマーからヘビーゲーマーまで満足できるゲーミングPCが用意されています。

パソコン工房「LEVEL∞(レベル インフィニティ)」

PCパーツ専門店として人気のあるパソコン工房のPCブランド「iiyama PC」は、4つのBTOパソコンシリーズを展開しています。その中でゲーミングPCに特化しているのが「LEVEL∞」です。初心者・中級者向けの「R-Class」「M-Class」「C-Class」など全6種類のゲーミングPCシリーズを展開。プレイしたいゲームに応じて、スペックや用途に応じて分類されていて選びやすいのがありがたい点。BTOパソコンの中でもコストパフォーマンスが高く、低価格なゲーミングPCを探している人にはおすすめのブランドです。

パソコンショップSEVEN「ZEFT」

BTOメーカーで人気のあるパソコンショップSEVENは、コストパフォーマンスの高さや、カスタマイズの豊富さで定評のある「ZEFT」シリーズを展開。ハイスペックなモデルを多数取り揃えており、ヘビーゲーマーにうってつけのシリーズです。また、ケースの種類も豊富で、デザインだけでなく拡張性や冷却性能、通気性といった特徴から選べます。ある程度パソコン知識がある中級者から上級者から支持を得ています。

サイコム「G-Master」

国内有数のBTOメーカーサイコムが手掛けるのゲーミングPCシリーズ「G-Master」。BTOに特化したPCショップだからこその豊富なカスタマイズ性に加え、人気のメンテナンスフリー、デュアル水冷搭載パソコンや、より美しくより魅せるゲーミングPCなど個性的でゲームに最適なゲーミングPCをラインナップしています。

HP「Pavilion Gaming」「OMEN by HP」

HPのゲーミングPCブランドは2種類あり、エントリー向けの「Pavilion Gaming」、ミドル&ハイエンドの「OMEN by HP」を展開。お手軽にゲームを楽しむなら「Pavilion Gaming」を、3Dグラフィックバリバリのゲームをプレイするなら「OMEN by HP」。国内のBTOメーカーと比較するとカスタマイズの幅が狭くなりますが、ラインアップは幅広く、最新テクノロジーを駆使したパーツやLEDを搭載したスタイリッシュなケースなども特徴です。

レノボ「Lenovo Legion」「IdeaCentre」

レノボはデスクトップPC「IdeaCentre」のゲーミングモデルとゲーミングPCブランド「Legion」を展開。ライトゲームなら「IdeaCentre」シリーズを、本格的にゲームを遊ぶなら「Legion」シリーズがおすすめ。「Legion」シリーズは、ゲーミングPCらしいど派手な見た目も特徴です。

デル「Alienware(エイリアンウェア)」「G」

世界でお馴染みのデルのゲーミングPCブランド「エイリアンウェア」に加え、ミドルクラスの「G」シリーズを展開。「G」シリーズは、落ち着いたデザインですが高いハイパフォーマンスを備え、「エイリアンウェア」は見た目・スペックともに「最強」という呼び名にふさわしい完成度の高いゲーミングPCです。スペックを求めるなら「G」シリーズ、デザインとパフォーマンスを最高レベルを求めるなら「エイリアンウェア」から選ぶのがオススメ。

フロンティア「GB」「GH」「GH」「GA」

フロンティアは、ヘビーゲーマー向け「GB」、ミドルクラスの「GH」、エントリークラスの「GA」、そしてコンパクトなミニタワーの「GK」という4つのシリーズを展開。それぞれのシリーズでは、モデル毎に特徴がわかりやすので、初心者が買えばいいのか一目でわかるのがポイントです。さらに、定期的に行われる期間限定セールは、ほかのBTOメーカーよりもオトク感があります。ヤマダ電機グループ傘下のショップであるため、保証や修理などのサポートに安心感があるのも人気の理由です。

MSI「G.A.M.E. UNLIMITED」

PCパーツで人気のあるMSIが手掛けるゲーミングPCは2シリーズ。デスクトップの「Trident X Plus」、家庭用ゲーム機サイズの「Trident 3」シリーズを展開。「Trident X Plus」は、ハイスペックな最新パーツで構成され、パソコン本体に電源を内蔵することで大きなアダプターがないのが特徴。「Trident 3」はコンパクトな本体ですが、VRに対応するほどの高いスペックを備えるシリーズ。長く活躍してくれることは間違いなさそうです。

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